An×Anという興味深い被写体
今回はカメラ用語を解説なしでガンガン使います、わからなかったらごめんなさい
QMAだとケータイやデジカメでパシャパシャやっているのをよく見かけますが、An×Anではあまり見かけません
「ゲーム性の違い」ももちろんあると思いますが、An×Anの場合「やってみたけど上手く撮れないから」という人も結構居るような気がします
ゲーセンというロケは室内で薄暗く、そもそも写真撮影には向かない場所です
そしてAn×Anはブラウン管なので、1/60秒以上のシャッタースピードでは黒帯が入ったり映らなかったりします、これはブラウン管が1枚の画を描画するのに約1/60秒かかるからです
1/60秒以下のシャッタースピードとなると、手ブレや被写体ブレが気になり始める遅さです、常にキャラクターが小刻みに動き続けているAn×An、闇雲にスローシャッターにすればいいというものでもありません
このAn×Anという被写体をなるべく綺麗に撮るためには、1/30~1/50のシャッタースピードで充分な露光が得られる感度で撮ればいいということになります
でもこれが難しいのです、まず、一眼レフではないカメラでシャッタースピードを調整できる機種はまずありません、大概カメラが勝手に決めるものです
そこで、調整できるISO感度や露出補正をいじりまわしてカメラに1/30~1/50のシャッタースピードを使ってくれるように仕向けるわけですが、ゲーセンの明るさやら撮る場面の色合いが変わればあっさりレンジを外し、たちまち黒帯入りやボケボケの失敗画像になってしまうのです
カメラの癖を把握して適正なシャッタースピードを維持しつつより高い感度でコンスタントに撮れるようにするってのは、なかなかタイヘンなんです
ですから、An×Anにパッとカメラを向けてピッと撮れますよ?という幸運な人は少数派なはず、よほどそのカメラのオートモードとAn×Anが相性いいんでしょう(羨ましい…
私もカメラの事なんて全然詳しくない人だったんですけど、An×Anのスクリーンショットのせい(おかげ?)でずいぶん詳しくなりましたわ
さて、前回の続き、ゲーセンでQMAやAn×Anのスクリーンショット用として絞り込んだSX160isとL610なんですが、実はこれ「高倍率ズーム機」で広角側はお世辞にも明るいとは言えません、というかむしろ暗いです、暗所耐性は著しく不安です
でも光学手ぶれ補正がついているモデルが他になかったんだからしょうがないじゃないっ
レンズはSX160isが広角開放F3.5、L610は広角開放がF3.3、誤差レベルですがL610の方が上回っています、しかも撮像素子はSX160isがCCDでL610は暗所に強いと噂の裏面照射型CMOSで、薄暗いゲーセンで使うならレンズ・素子共にL610が有利に見えます
しかし、SX160isは一眼レフ並の細かい設定ができます、このクラスなのにシャッタースピード優先の撮影ができるのです、これなら難しいAn×Anのスクリーンショットも失敗は激減するかもしれません、無駄にカメラに詳しくなった私にはすごく魅力的、SX160isと比較したらL610は融通の利かないオート専用機みたいなもんです
ゲーセンというロケで使うならどんなに僅かであっても暗所耐性で優る機種を選ぶべきです、そうでなければ1枚のボケ画像を見るたびに、あのカメラだったらちゃんと撮れたかもしれない…と後悔することでしょう
An×Anの画面を綺麗に撮るためにはシャッタースピード優先モードは絶対的な武器です、シャッタースピードが調整できないカメラで1枚の黒帯入りAn×An画像を見るたびに、あのカメラだったらちゃんと撮れたかもしれない…と後悔することでしょう
つまるところどっちを選んでも後悔するってことですね、困ったわv
実際のところ暗所性能はSX160isもL610も絶望的な数値で、どっちでもそんなに変わらないんだろうと思うし
シャッタースピードが完璧にできても暗所耐性が低すぎて、ブレてないけど真っ暗だったなんてオチなんじゃないかと…
どっちを選んでも満足度はそれほど変わらないんじゃないかな?とも思うんですよ、少なくとも光学手ぶれ補正なしで暗所耐性がSX160is、L610とそれほど変わらないA1400、L28にするよりもねっ
結局、自分で決めることは諦めました、SX160isの前モデルはどれも1万円以下まで値下がりした実績があるみたいで、多分どちらもいつかは1万円以下になるんだろうと踏みました
そこで「どちらかが1万円のボーダーを割ったら即座に購入する」と決めました、それが2月の末あたりだったかな、だから、ずいぶん待ったわねv
こうして今手元にあるのはL610です、ずいぶん引っ張っちゃいましたね…しかし代を重ねる毎にカメラが大きくなってるって(汗
でも、液晶画面は大きいほど嬉しいね、ちなみに全部単三形電池駆動で今でも問題なく使えたりします
ちなみにここまでのエントリを読んで、私も単三形電池のデジカメを持ってみたい!と思った奇特な人に今おすすめするのは…
このエントリがすんなり読めた人にはSX160isを、光学16倍ズームでデジタル4倍ズームとズーム性能はL610より迫力あり、クラス随一の撮影設定の細かさに信頼のMADE IN JAPANはきっと気に入ると思います
用語が難しくてわかんなかった人にはL610を、光学14倍ズームなのに広角側も強い万能選手、SX160isと比べてマシな程度ですけど連射もできます、なによりSX160isよりコンパクト、それでもデカイんだけどw小さいに越したことはないんじゃないかな
そして、ここでは前回1番最初に切り捨てたS30、安くて写りゃいいんだよ!なカメラにはなっちゃうけれど、一応、防塵・耐衝撃モデル、単三形電池使用で電源周りに気を使う必要がなければ撮るときも気を使わなくていいってノーストレス仕様、最高のおもちゃだと思うわ、よくできたおもちゃは大人だって楽しいはず、という理由です
もっとも、こだわりがなければケータイやスマホについてるカメラで充分なんですけどね、iPhoneとかそこらへんのコンパクトより綺麗に写るような気がするもんっ(爆
前回、今回とこんな駄文長文にお付き合いいただき本当にありがとうございました